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特色化のB問題「数学」の解答と解説

特色化選抜入試のB問題の数学の解答を作って掲示した。今年で特色化選抜がおわり、来年から一般選抜のみになる。数学の問題は全問解答を書いたが、極めて容易な問題と、かなり計算量が必要な問題、そしてややこしくてミスしやすい問題が混ざっていて短時間に全て解答することは容易でないと思った。特に、大問4の(5)は△ABFがBA=BFの二等辺三角形であることに気づくかどうかが問題である。

大問5は、かなりややこしい問題である。まずxの定義域ごとにxとyの一次関数が正確に作ることができた生徒は、それほど多くはないと予想される。しかし、式ができなくても、グラフは正確に書ければ、この問題では得点できる。そうして得点できた生徒は、結構いるのではないかと思われる。

大問6もかなり計算力を要する小問が含まれている。特に最後の小問(ウ)は、3平方の定理を2回も使って解く必要がある。途中で計算ミスをした人も少なくないのではないだろうか。または、試験時間が60分しかなく、解ける問題を選択して見つけて答えるような試験ということもできる。こうした傾向は、来年度以降に続くとすれば、やや計算力が必要とされる問題の出題が予想される。また、図形の証明問題は必ず出ると考えられる。

来年度は一般入試に統一されるが、数学では計算力が試されると予想される。今年度の3月の一般選抜も同様である。果敢に計算に取り組み姿勢と養う必要がある。計算力が必要であることは、高校数学ではさらに顕著になる。その準備として普段から勉強すべきである。

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2012年02月14日 15:56に投稿されたエントリーのページです。

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