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権力者は腐敗する、

教師は生徒から見れば権力者

権力者の中に権力を手に入れて腐敗する人が現れる。これは避けられないようだ。権力には、総理大臣に代表される国家権力がある。これは行政権であるが、最高裁判所を始め高裁や地裁が持つ司法権も大きな国家権力である。納得できない判決がしばしば現れる。裁判長の人格を疑ってしまう判決も現れる。

権力を持つとどうして人は腐敗するのだろうか。おそらく権力者は自らが「安全圏」にいるからであろう。自分が被告になって裁かれたり、責任を追及されたりする恐れがないためである。特に最高裁の判決は、不服の申し立て方法として再審しかない。その再審はほとんど開かない。

現政権の最近のニュースを見ると、日本の民主国家としての成熟度が低いことが明瞭に現れている。大いに懸念される事態である。民主国家としての成熟度は、韓国と比較しても、相当見劣りがする。

同様な腐敗は、県や市といった地方にもその危険性がある。種々の認可権を持つと、その恐れが生ずるのである。職員一人ひとりの人間的成熟度が問題であろう。中でも、特に公務員には、謙虚さが重要である。勘違いして横柄になる人は、滑稽である。

 

翻って私が携わっている教育の現場ではどうであろうか。子供から見れば、教師は権力者である。教師は教室では王様と揶揄されることもあるほどである。成績をつける立場は、生徒にとって絶対的であろう。公立学校と私立学校では少々異なるが、我々は、勘違いをしないように引き締めなければならない。教師も腐敗しやすい職業である。自分自身を常に見直し、自分を裁かなければならない。その際、大切なことは、生徒には常に敬意を持って接することである。誰の言葉か忘れたが、以前そんな英語の格言を読んだ記憶がある。

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2018年05月11日 22:42に投稿されたエントリーのページです。

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