小学校でがんばってほしいこと
小学生の皆さんにぜひがんばってほしいことを二つ上げますと、漢字と英語です。漢字と英語はどちらも学習するために努力が必要です。ある程度忍耐力を持ってがんばらないと、漢字や英語は自分のものになりません。 時間もかかります。努力が必要です。
漢字に興味を持とう!
漢字の成り立ちを調べると、そのなりちが残酷なものやビックリするものも少なくありません。私が子供の頃、新聞に、藤堂明保先生という有名な先生が漢字一つ一つの成り立ちを連載していました。僕は大変興味を持って読みました。その中で覚えている漢字を2つだけ紹介します。特に成り立ちが残酷な漢字は忘れたくても忘れられません。
その一つが、県庁の「県」の文字です。
昔中国では罪人が処刑されると、その生首を木に吊るしていました。 逆さの生首から髪の毛が垂れ下がっている様子だそうです。県の字を逆さにするとそのように見えなくもありません。
「民」という漢字もびっくりしますよ!
この文字は、針で両目を着いて見えなくしようとしている様子を表しているのです。これは昔、戦争に負け奴隷となってつかえた人々が逃げられないように両目をつかれていたことが起源とされています。多くの民衆がこういう状態で王に仕えていたことから「民」という字ができたのです。 あまり知らない方がいいかもしれませんが、興味は尽きません。
もう一つは英語です。
なぜ英語が大切なのでしょうか。簡単に言うと私たちを取り巻く情報の量なのです。(日本語の情報)<<(英語の情報) と書けます。意味は、圧倒的に英語の情報の方が、日本語の情報より多いのです。競争社会において、情報量が勝負の決め手になるような場合、英語が大切なのは当然だと思います。 もう一つ挙げれば、英語を学べば、シェイクスピアを始めする素晴らしい英文学の世界に触れることができることになります。日本語に加えて素晴らしい世界に近づけるのです。