養老孟司先生の『遺言。』(新潮新書)
養老孟司先生の『遺言。』(新潮新書)をよんで本当に面白かった。 表紙からすごい。 全面に養老先生の写真が載っている。 養老先生はめちゃくちゃ頭のよい先生で、この先生には世界を見てもらって説明してもらうと、僕らよく世界が見えるようになります。自分で見ているだけでは見えないことがいっぱいあるのに、普通の格言とは逆に「百見は一聞にしかず」です。 第1章の絶対音感については大変興味深い内容です。先生によると「犬や猫は絶対音感を持っている。そして人間も赤ちゃんのときだけ絶対音感がある。しかし、大きくなる間になくなってしまう」のだそうです。その意味を養老先生はよく分かるように本の中で説明してくれます。
1章の内容だけ紹介しておきます。 1章は、「動物は言葉をどう聞くか」 バカな犬と恩知らずの猫/動物は絶対音感の持ち主/絶対音感は「失うもの」 ヒトはノイズを求める/鳥がしゃべる証拠。 へーと思うことがいっぱいです。ぜひ皆さん読んでみて下さい。