大学入試に関して推薦入試が多様化し、かつ推薦入試を利用する受験生が増加しています。推薦入試として、小論文と面接を課す大学が普通です。これは入試として本当の姿です。実際、世界の大学ランキングで常に1位か2位に評価される米国のハーバード大学などでは、入試として面接が最も重視されることからも分かります。試験する側にとっては、全員一律に受けるペーパーテストと異なり、時間と労力が必要です。つまりコストがかかります。だから本当の選抜方法といえるのです。
しかし、多くの受験生が推薦入試に対して受験準備を開始するのは、まさに入試直前になってから開始する受験生ががほとんどではないでしょうか。 実際、私が担当する小論文の添削指導と面接指導、さらに願書の志望理由書の書き方などの指導は、受験大学が決まった後から始める人がほとんどです。 小論文は、なんとか数回程度の添削指導で長足の進歩を期待することができますが、面接対策の方は実は難しいのです。受験指導はほんと「付け焼き刃」をつけるに過ぎません。 だから、面接で「ぼろ」が出てしまうおそれが大きいのです。読書量が少なすぎることがばれてしまうのです。 皆さんにお伝えしたいことは、受験のためにも、今から「読書量を増やそう」ということです。「受験のためにも」というのは、受験とは関係なく君の精神生活を豊かにするために読書量を増やしてほしいのです。