「読み書きそろばん」って聞いたことあるでしょう。これはきっと江戸時代の昔からみんなが身につけておかなければならない大切な能力を表しています。これをみなさんに当てはめますと、「漢字の読み書き」と「算数の計算力」ということになります。
漢字に強くなるには、長い間一生懸命覚える努力をすることが必要です。イッキに得意になりません。忍耐力が必要です。覚えるべき漢字はそれぞれの学年に割り当てられていますが、そんな割り当ては気にする必要はありません。まず漢字に対する興味を持つことが先決です。興味がないことを勉強することは苦痛ですが、好きなことなら苦にならないでしょう。特に漢字の成り立ちなどを書いた本はたくさんあります。ぜひ探して読んでみて下さい。
もう一つは、算数です。特に計算力です。分数や小数の計算に苦労しませんか。そろばんが得意な人は、暗算が得意な人が多いようです。がんばって、計算名人になって下さい。そして、算数にはもう一つのハードルがあります。それは、文章題です。文章題は、中学へ行くと、方程式を学びますから、グンと楽になりますが、今はどんなやり方でもかまいません。かけ算の順序について、ちょっと議論がありましたが、知っていますか。 「3人に5こずつリンゴを分けるとき何個のリンゴが必要ですか」という問題では、かけ算の順序は、3×5でも5×3でも全く同じです。これが同じであることを中学では、「交換法則」と呼んでいます。かける順序は気にする必要はありません。