坊っちゃんと球の表面積
1月3日、漱石原作の「坊っちゃん」をテレビで見た。原作とはかなり変えてある。新たな創作といってもいい。特に最後は、「生卵事件」でなく、「うらなり」がマドンナと一緒に逃げるシーンで終わる。これは痛快だ。うらなりの配役が、全くイメージとあっていないな、と思っていたが、このラストシーンをみて納得した。
坊っちゃんは最初の授業で、半径rの表面積の公式を「4πr2 」と板書すると、生徒からすぐに、その式の導き方を質問される。坊っちゃんももう少し準備して授業に臨めばいいのに、その質問に答えられない。「分からない」といってしまう。これでは、先生失格だ。 高校生なら、きっと誰でも答えられるだろう。はっきり分からない人は、教科書で調べておいてください。