学校や塾の実力試験と模試は、自分の学力を高めるために最も役立つチャンスです。キミの弱点を科目や単元ごとに明確にしてくれるからです。その弱点を補うように学習すれば最も効率よく学力を向上させられます。実力試験と模試の結果は、極めて大切な情報源なのです。 では、実テや模試をどうやって役立てたらいいでしょうか。
皆さんが受ける試験は大きく分けると、期末試験などの定期試験と実力試験です。模試は実力試験の一つです。まず前提として、定期試験は成績評価の上では大切ですが、実力UPのためには、実力試験の結果の方が役立ちます。まずこのことを確認して下さい。
では、実力試験や模試が返された後どうしたら成績UPできるのでしょうか?
(1)整理と保存
実力試験が返却されたら、まずきちんと整理しましょう。どんな参考書より役立つ教材ができます。
(2)学力UPのための対策
[対策1] 間違えた問題は、どうして間違えたか検討しましょう。理解できなければ、先生に質問して下さい。
[対策2] 問題集の中から類似の問題を探してやってみましょう。
[対策3] 教科書でその単元を読み返し、復習しましょう。
[対策4] 勉強方法自体を反省してみましょう。特に苦手教科ができないように、科目ごとに得点差がある場合は、その科目の勉強時間を倍増して下さい。
こんな後始末は意味がありません。学力アップに役立ちません。
(1)赤ボールペンで間違えた所を何も考えないで正解を書くだけ。
(2)点数だけ気にして、自分の弱点の発見とその強化に役立てない。
(3)テストをすぐに捨ててしまうか、結果を見ない。
(4)定期試験は大切にして勉強するが、実力試験は対策を採らない。
実力試験や模擬試験は、キミの学力を上げる最も大切な情報源です。これを活かすことで効率よく学力をつけることができるのです。