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町の防災訓練と町の安全性

町の防災訓練と町の安全性

昨日は、本巣市で防災訓練を行った。私は八ツ又区の自治会長として訓練に参加した。被害状況は、適当に想定し、床上浸水が3棟、床下浸水が8棟など、適当に被害を想定し、本巣市の担当者に応えた。アマチュア無線クラブのメンバーも、別途被害状況をまとめていたので、クラブ員にも同じ内容を伝えた。午前7時頃からはじまり、午前10時には終了した。

 自然災害に対する備えが大切であることは当然であるが、私は、町や地域またはアパート単位での犯罪に対する安全性も極めて重要であると考えている。「町」というと、常に問題にされるのは、「活性化」である。安全性ではなく、人を集めたいという活動である。そこに安全性という発想はないが、安全という視点も大切であろう。 大阪府寝屋川市の中学1年の男女が行方不明になった事件を見ても分かる。では、どうしたら、地域の犯罪からの安全性を守れるのであろうか。

 大阪府寝屋川市のこの事件は、2人の遺体が相次いで見つかる最悪の結末となった。 事件が極めて衝撃的であったため、多くの感想や意見が新聞テレビで報道された。そこで多くの人により述べられたり、発言されたことをまとめると次の様になるだろう。

    ○ 子供だけの深夜の外出には危険がつきまとうこと。

     

    ○ 保護者にとって、自分の子ども行動に注意を払うことがたいせつであること。

     

    ○ 防犯カメラは犯罪の捜査には役にたっても、防犯の効果は薄いのではないか。

     

    ○ 携帯電話やスマートフォンが普及し、とくにSNSの功罪が問題視されている。

 

地域としての町の安全性についてはあまり議論されていないし、意識が低い気がする。地域ではなく、マンションだけで種々の認証システムが使用され、外部からの進入しようとする人をチェックするシステムはある。しかしこれは地域の安全性とは無縁で、そのアパートのみの安全を確保しようとするにすぎない。

 

私の住んでいる、本巣市の通称「八ツ又区」ではどうか。アパートが数棟有り、新たに入居者は年間数人で、転出者も数人程度だ。また「日本語学校」があり、タイ、マレーシア、中国の人たちが10人~20人は、寮生活を送っている。この人たちも、大部分が八ツ又区の種々の活動に参加している。一斉クリーン活動、防災訓練、お地蔵さん祭りなどだ。こうした活動が頻繁に行われており、地域住民の連帯と地域の安全性の確保に大いに役立っていると思われる。

 

八ツ又区の大部分の住民は、先祖代々からここに住み続け、ファーストネームで呼び合っている。ファミリーネームは、自分も話し相手も同姓で区別がつかないからである。新たに入居する人は、自治会で紹介する。だからほとんどすべての人について、どこの誰かが分かっている。  この地域では、小中学生の深夜徘徊などは考えられないが、不安な要素はないわけではなく、むしろ、安全神話が、災いとなる場合あると考えている。最も大切なことは、地域住民が、周りの子ども達や老人に関心を持っていることであろう。

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2015年08月31日 20:01に投稿されたエントリーのページです。

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