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AO入試に備える

AO入試に備える

最近の入試で、増加しているのが、AO入試です。AO入試は自己推薦入試に近い入試制度です。AO入試においては、通常は学力試験は行われず、書類審査と面接を課すのが普通です。下表は、AO、推薦、一般の割合を、国公立大と私立大に分けて調べた結果です。また小論文が課されるのが通常です。

 

入試の実施時期は9月、10月、11月の3カ月間に行う大学が最も多いようです。

 

 では、AO入試で合格するにはどんなことが大切でしょうか?

AO入試合格に向けて必要なことは大きくわけて次の3つです。

○第一に「評定平均値」を上げておくことです。

評定平均値というのは、高1から高3の1学期までに履修した科目の評定(5段階で示した成績)を合計して、加算したすべての科目数で割った数値です。10段階評価の学校では5段階に直した値を用います。評定平均値には、各学期の定期テストの成績が重要です。学校の予復習をしっかりやって、良い成績を確保しておくことが大切です。  通信制高校はこの点で有利です。いい評定が与えられるからです。

○第二に小論文対策です。

  きちんとした文章が書けるように練習することが重要です。 AO入試や推薦入試では、小論文が課される場合が普通です。小論文の出題傾向は大学によって千差万別ですが、志望校を決めてからでは準備に間に合いませんから、十分時間を取って、文章力をつけることが必要です。その為には、先生による添削指導が欠かせません。

 ○第三に面接の練習です。  面接の練習を十分行うことが必要です。面接はオープンキャンパスで事前に行ったり、講義を聴いてその内容のレポート作成する場合もあります。面接は十分練習すべきです。中には、練習しすぎは良くないという意見を聞く場合もありますが、そのように感じる場合は、練習がまだ不十分なのか、練習の方法が悪いかどちらかです。徹底的に練習すべきです。緒論の添削と同様に、指導者の役割が重要です。

AO入試は最近急増してきましたが、今後さらに増えることが予想されます。また、面接で本当の学力を見ることに大学が慣れかつ評価するようになれば、この入試制度は最も優れた制度となり得ます。そうなれば、国公立大学でもAO入試をもっと採用するようになると考えられます。

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2015年08月01日 20:00に投稿されたエントリーのページです。

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