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国立大学の文系学部はどうなるの?

大学改革の行方

文科省が、2014年から全国の国立大学に文系学部の見直しを求めています。2015年6月8日には、国立大学全86校に対して、教員養成系・人文社会系の学部と大学院について、廃止や分野の転換の検討することが求める通知がなされ、大きな転換が迫られています。

 教育コストが比較的低廉で済む文学部系は、もっぱら私学に任せて、国立大学は理工系または医療系に集中させたいようです。

 国の助成金を投入するにあたり、具体的な成果の見えにくい人文社会学部から、理工系を中心とする分野に集中させたいというのが文科省の本音です。こうした方策により、大学の社会貢献や地域への貢献を確実に推進していきたいと考えているようです。

 このような変革は、極めてドラスティックであり、文科省の思惑どおり進んでいくか分かりませんが、国立大学と私立大学の棲み分けの1つの態様として考えるなら、理解できるように思います。社会貢献においても人気においても、東大や京大をしのぐ文系学部を擁する私立大学が誕生することは、望ましいことと思われるからです。

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2015年07月22日 21:29に投稿されたエントリーのページです。

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