いじめによる自殺がまた起こってしまいました。たくさんの大人たちがこのニュースに本当に心を痛めています。
まず、ちょっと長いですが、次の「前置き」を読んでください。 アメリカではホームスクーリングが盛んです。家庭で主として親が子どもを教育するのが、ホームエデュケーションです。アメリカでは約100万人もホームスクーリングで勉強しているそうです。こうやって勉強している子どもたちをホームスクーラーと言います。
ホームスクーラーという言葉は、日本では馴染みが薄いですが、アメリカでは、全く普通です。しかも、ホームスクーリングは日本と異なりアメリカでは、すべての州で合法で、子どもやその親をサポートする支援団体があって、ホームスクーラーとその親たちを支えています。ホームスクールがアメリカで一般的になったのは、種々の理由があるようですが、インターネットによる自宅学習へのサポートの充実が大きいと考えられます。
しかし、日本では学校教育法の規定により「義務教育を家庭で行うこと」つまり、保護者が「学校」というところへ通わせないで、ホームスクーリングを行う選択をしますと、現在のところ、学校教育法に触れてしまう事になります。
しかし、日本でも最近「フリースクール」が認められるように法律が改訂される方向にあります。主として親が家で子供たちに勉強を教えていくことがホームスクールで、勉強したい子供が何人か集まって、大人が勉強を教えていく場所がフリースクールと考えて言いように思います。ですから、この二つは法的にはあまり違いはないように思います。
学校には、いろいろあります。実際、インターネットを活用して高校の卒業資格を取得する通信制高校が来年の4月開校するというニュースを、昨日、テレビで見ました。学校の意味が広がってきています。ホームスクールもフリースクールも、インターネットスクールも、学校として認められる時代が直ぐそこまで来ています。
そういう時代です。特にインターネットがあれば、中学校という「建物」へ行く必要はありません。インターネットの方がもっとすばらしい先生から直接指導を受けることができるでしょう。「それでは社会性が育たないのではないか」という疑問を持たれる人もいるかも知れませんが、そんなことはありません。学校へ行ってもいじめにあったら、もっとひどいことになるでしょう。ちゃんと社会性は育ちます。
ここまでが、「前置き」です。ここでいじめにあったら、行動すべき結論を皆さんに伝えます。
いじめられたら次の日から、学校へ行くことを勇気を持って「拒否」してください。不登校でかまいません。