「英語を使ってアメリカで活躍したい」とか、「コンピュータのプログラミングが自由にできるようになりたい」とか、どんな自分になりたいのか、自分の将来像が漠然とでも見えてくると、それだけで努力する気持ちにもなってくる。職業に結びつかないものであっても、また一つに絞り込まなくても、今の頑張りや努力が苦痛にならない。むしろ楽しいものに変わる。どんな自分に、なりたいのか。おぼろげながら浮かんできたとき、始めて勉強が好きになる。自分の生きる意味も見えてくる。広くかつ深い「知の世界」を追い求めて続けることの生き甲斐を生徒に伝えることが、教師の任務だと私は信じている。
しかし、生徒達に将来どんな自分になりたいのか実際にきいてみると、よくわからないという生徒が多い。だから、学校としてまた一人の教師としては、生徒に広い社会の一端を見せることが肝要だと考えている。芸術においても本物に触れる機会を作らなければならないと思っている。教師も自分の夢を語り、生徒も自らの目標を考えかつ話す機会を作ことで、徐々に自分の将来像が明確になってくる。未来の自分の目標を見つけることが、勉強のヤル気を出す唯一の方法だ。中学から高校という、将来の夢を見つけるためにいちばん大切な時期を無駄に過ごしてしまってはいけない。生徒が自分の夢を見つけることによって一人ひとりのヤル気に火をつけ、勉強が大好きにさせることを当塾は約束する。