センター試験まで1カ月を切りました。受験生の皆さんは、英語や数学に重点を置いて対策を取るでしょう。しかし、他の教科で後から悔やむようなことにならないように、万全な準備をしておきましょう。
まず第一に、国語、特に「現代文」です。今から何をしたらよいかよくわからないという人もいるでしょう。しかし、英語と同じようにセンター試験の過去問を過去10年分に遡ってこなすのです。現代文の中でも「評論」問題に集中して過去問をやって下さい。少し難しい言い回しがされると、得点が低下しがちなのが「評論」問題です。またこの勉強は、受験勉強が受験を超えて役立つもっとも顕著な例です。実際、少し難しい表現が含まれていたり、内容が少し高度であると読むこををあきらめてしまう人が大人でも少なくありません。そうならないように、読みにくい評論を読み込んでいき理解しようとする心構えを作ることができれば、その心構えは社会人になったときに大いに役立ちます。そのトレーニングだと思って下さい。
もう一つは社会科です。これからの時間を使って得点力を急激に上げることが可能です。教科書やこれまで一番なじんだ問題集や自分のノートを使って総復習すると、今からでも十分得点に結びつけることができます。歴史の勉強で「こんな知識を丸暗記してどんな役に立つのか」という疑問を持つことがあるかも知れません。そんな場合は、まず無条件にその対象を好きになってください。好きになれば、細かい知識も頭に入ってきます。「虫取り少年」が虫について、めちゃくちゃ詳しくなるようなものです。「虫取り少年」なんて今は絶滅したでしょうか。僕が少年の頃は、「虫取り少年」がたくさんいたし、「工作少年」もたくさんいました。僕自身は、虫も捕ったけど、ラジオを作る「ラジオ少年」でした。好きになることはよく知りたいという気持ちと同じです。社会科で不本意な点を取って後悔しないように、今からでも間に合います。国語と同様に教科書と過去問集だけで十分です。がんばりましょう。 河合サテライトを利用して能率良く総復習を行うことも大変有効です。
理科・地歴・公民のセンター試験対策を「河合サテライト講座」推薦講座 (1講 45分)
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