昨日、クローズアップ現代「読書ゼロ・急増の衝撃」を見た。一般・大学生ともに読書量が減少していることは、以前から指摘されていた。生協の調査によると、全く読書をしない大学生がついに4割に達したそうだ。スマホやタブレットが、本に変わって普及したためと考えられる。 スマホが持つ基本的な問題は、「コピペ」という使用法である。キーワードで検索し、いくつかのサイトをから適当にコピーしてペーストすれば、簡単にレポートなどができてしまう。これは問題だ。最近は、コピペを見つけるためのパソコン用ソフトもあり、大学等でレポートのチェックのため使用されているそうだ。
私は、スマホでつながるインターネットには無限の可能性があり、これで本も読めるから必ずしも紙の本に頼ることはないと思っている。むしろ、研究論文などは、冊子になるより早く、インターネット上に公開されるし、わざわざ図書館に行かなくても読むことができるから、現在のネットの可能性はほとんど無限と言っていい。識者が憂いでいるのは、スマホでゲームばかりやっていることだろう。コピペではほとんど全くオリジナリティはない。そんなもの自分の意見として出しても評価されないことは当然だ。スマホ自体が悪いのではなく、問題はその使い方である。
僕は、紙の本が好きだから、おやつを食べるのと同じ感覚で本を読む。楽しみであり、意欲も湧き、成長にも役立つ。僕自身が心配していることは、むしろスマホでつながる多くのアプリケーションを使用しないことである。できないことである。電車に乗ると、多くの人が、スマホを使っていることに驚く。スマホでニュースサイトをみたり、ゲームをやったり、友達と情報交換したりしている。そうしたアプリには「ライン」「ツイッター」「フェイスブック」「インスタグラム」等があることは知っているが、どれも僕は使っていない。使えない。多くの人が常に複数の交流サイト(SNS)で知人らの最新情報をチェックしたりして、使いこなしている。僕はそもそもガラケー派だ。iPadは持っているが、あまり使用していない。スマホのアプリ特にSNSに暗いことが僕にとっては問題だと思っている。