「読書の恵み」
読書は習慣であり、青少年の時代に読書の習慣をつけることの重要性は、繰り返す必要がないと思われる。では読書にはどんな、「恵み」があるか改めて考えてみたい。
まず、読書の恵みとして私が一番に上げるのは、楽しみである。私にとっては読書はおやつを食べるのと同じように楽しい。ある本を読み終わると読みたい本が後からどんどん増える。楽しみが広がっていく。これは、本の消費者としての恵みであろうが一番大きい。
私にとって大切な読書のもう一つの効用で一番大きいと思うものは、自己教育のためとも言えるものだ。学校教育の他には「独学」が重要である。大人になったらこの独学が中心となるに違いない。独学できることは、一生を通じて向上できることを意味する。自己教育は、読書が中心であろう。もちろんインターネット上で開放されている評論や論文や小説も含めて何でも読める。モンゴメリーの「赤毛のアン」も英文の原文が日本語訳ともにネット上に公開されている。私はそのサイトを今一生懸命楽しみながら読んでいる。読書の恵みを享受するにはすばらしい環境が整っていることに感謝している。これを利用しないではもったいない。
私は小中高を通して受けた「朝の読書」の授業などで、読書の習慣がついたところだ。「読書の恵み」といえるものも、まだそのほんの一部を享受したに過ぎない。これからが大切で、このありがたさを「恵み」として大きくしていきたいと思っている。