桃李国際高等学院は8月31日まで夏休みです。45日ありますがその約半分が終わりになりました。夏休みは、ぼんやり過ごすのも悪くありません。しかし、後半は目標を持ってすごしましょう。
皆さんは、何をやっているときが一番楽しいですか? 旅行など非日常的なことを除いて日常のことに絞ると何が一番楽しいでしょうか? 私は、自己実現または自己改革に向けての努力しているときだと思います。苦労が多少あっても充実感があるからです。逆に、非生産的に無駄に過ごしたなと思う時間は楽しくありません。
自由になる時間が一番多い夏休みに何ができるでしょうか? 受験生の皆さんは、予備校や塾の夏期講習で受験準備をするのもいいでしょう。しかし、その必要がない人は、夏休みこそ大いに自由に時間を使って下さい。私は読書を勧めます。この機会に「心の友」といえる友達に巡り会えるといいですね。私の経験では、中学・高校時代には畏友と呼べる真の友達はできませんでした。みんな競争相手の様だったからです。親友と呼べる友達ができたのは大学に入ってからでした。
「何をしているときが一番楽しいか」の話題に戻ります。私もそんなことを聞かれることがあります。私が一番楽しいときは、自分自身の向上に役立つ勉強をしているときです。勉強といってもほとんど読書だけです。講演会を聞くのも好きです。私の興味は宇宙にかんすること、「量子力学」「相対論」「万葉集」「夏目漱石」「ベートーベン」「主に60年代のミュージカル映画」を見ることなどが代表です。
「量子力学」は、本ばかりたくさん買い込んで、本棚に並んでいますが、まともに読めません。「フォンノイマンの量子力学の数学的基礎」などと言う本も持っていますが、全く歯が立ちません。「数学的基礎」というと難しいことは分かっていましたが、棚上げの状態です。また、ディラックの「量子力学」は原著も、朝永振一郎他の訳書も両方ありますが、これも歯が立ちません。相対論は「特殊相対論」の「ローレンツ変換」は理解できたので少し進めそうですが、「一般相対論」は数学的に高度なため苦戦中です。 量子力学は、ゆっくり構えて1日1ページのペースで「朝永の量子力学Ⅰ・Ⅱ」を読もうと思っています。
万葉集は読み始めて20年位経ちます。ベッドの上に万葉集を置いておき寝る前に読む程度ですが、僕の楽しみの一つです。漱石も同様です。今、また「坊ちゃん」を読んでいます。語学の勉強もしつこくやっています。英語の読書だけです。いま、HAN SUYIN の「A MANY-SPLENDOURED THING」を読んでいます。辞書を引きながらのペースですが、早く読み進めないことの楽しさもあります。