(1)本当に分かると言うことはどんなことでしょうか.。「分かったつもり」をなくすことが必要です
授業を聞いた瞬間は、本当に理解していなくても説明が「わかった」と思いがちです。 しかし本当にはまだ分かっていないのです。だから問題にあたったとき解けないのです。本当に分かったといえるためには、問題をやってみることが必須です。練習問題をやるという意味は、本当に理解することにあります。すぐわかったように思うけれど、問題をやってみるとできないというのは、まだ理解ができていないということです。これでは、まじめに勉強しているつもりになっても、成績が上がらないことは当然です。 特に数学や理科は、問題練習をたくさんやらないと、理解できません。
大切なことは、授業をただ聞くだけで満足するのではなく、自分で問題を解くことです。
自分で解くことで、あやふやな内容が浮き彫りになり、「わかったつもり」をつぶすことができます。
(2) 成績を上げるコツは、同じ問題を3回繰り返すことです
最も復習効果が高いのは「同じ内容を」繰り返すことです。同じ問題を3回以上繰り返し解くことです。そのために練習問題形式のテキストを採用します。
テキストの問題は3回やります。1回目と2回目は、自分のノートに答えを書きます。ノートの取り方も大切です。ノートは科目ごとに1冊用意し、次のことをちゃんと書いておいて下さい。
①テキストのページ数、②1回目か2回目か、③やった日付です
さらに、間違えた問題や、疑問に思ったこと、先生に質問したいことなどをぜひ書いておいて下さい。そして3回目にはテキストに問題の答えを書き込んでください。このノートとテキストは定期試験前の準備にキミだけのすごい秘密兵器になります。 定期試験前にはテスト準備としてテキストを完全に覚えてしまうまで、繰り返し読みましょう。空で言える位になるのが目的です。
(3)この学習方法はどうして成績が上がるのでしょうか
反復して復習することで「脳がこれは大事な情報だ」と判断して、記憶に残りやすくなることが、脳の研究からわかっています。その際、大切なのが「同じ内容で」繰り返すことです。 内容が違ってくると脳が大切なものとして判断してくれません。 学習したことを定着させるには、習ったことと「同じ内容で」復習することが効果的です。 同じ問題を3回繰り返して解くのは、しっかり脳に記憶させるためです。 単なる説明でなく、問題形式にしたテキストを使用することによって、何が大切かがはっきり分かりますから、成績アップに直結します。 問題が解ければキミの脳は活性化され、長期記憶に定着します。