今日の中日新聞に、「全国教委調査」として、無料通信制アプリ(LINE)や会員制交流サイト(SNS)などネット依存の強い中高生は推計で51万8000人にのぼり、現場での対策が行き届かない状況であることが報道されていた。「LINEが気になり授業中も隠し見ている」と、学校現場でも対策に苦慮している。また、無料アプリをめぐっていじめに発展したり、犯罪の被害者になることなどが憂慮されている。
まずこうした問題に対しては、先生の側が新しいネットの利用形態である、SNS、LINE、フェイスブックなどが全く理解できず、追いついて行けないことが問題である。私自身、フェイスブックから既に、取り残されてしまった。その後の、無料通信アプリには、理解できないままである。その原因の一つは、適当な教材が見つからないためである。
ネット依存に対しては、適切な指導が必要である。そのための教師用教材が必要である。時代の変化の方が早すぎて追いつけないで、教師は後追いするのみである。ネット社会特有の問題は、専門家が真っ先に行動すべきである。対処法に対するガイダンスを中学高校の先生方および教育委員会や文科省の担当者にも理解できるような環境を作るべきである。問題の本質が容易にわかり、生徒に対する対処がすぐにできるための「予防教材」が必要である。専門家にぜひ作成していただきたい。