もうすぐ9月です。2学期になろうというのに、今の学力でどこの大学を志望校にしたらいいのだろうと、志望校のが絞りきれないため、本格的な受験勉強がスタートできない人もいるのではないでしょうか。 実際、年末近くになって私の「小論文講座」を希望する生徒が急増するのが毎年の例です。キミはいつ志望校を決めますか? それとも既に決まっていますか?
いま、きみははっきり志望校を決めなければなりません。これ以上遅らせてはいけないのです。わかりきってはいるでしょうが、敢えて確認しておきます。
志望校を決めれば、入試科目と合格に必要な学力レベルが分かります。そうすれば、今何をしなければならないかが、分かります。努力目標がはっきりするのです。受験までにしなければならないことが分からなければ、今しなければならないことも明確になりません。無駄ができる間はそれでも良いのですが、もうそんな余裕はありません。受験においても、効率が大切なのです。つまり「受験までの全学習」を「残された時間」で割り、これからすべきことの計画を立てる必要があります。受験勉強を効率よく進めるためです。そうすれば、予想外の高難易度の大学でも志望校にできるのです。
実際、これからすべきことの計画を立ててみますと、余裕はほとんど無いことが分かるでしょう。ということは、今後は、受験勉強の焦点を明確に決め、効率の良い受験勉強に徹する必要があるということです。
また、キミを奮い立たせ、努力させる原動力になるのも、明確な志望校の存在です。これまで、自分の本当の志望校については、周囲に明確にしなかった人も、この際、明言しましょう。そうすることによって、自分の気持ちをはっきり決めることができます。難易度が高いなどと遠慮する必要はありません。志望校を明確にしたら、次に徹底的に情報収集しよう。
実際に志望校を決めるとなると、入試の難易度が気になることは当然です。しかし、あまり気にしないでかまいません。むしろ、受験勉強の密度を高め、効率も上げることができます。飛躍できるという確信を持ち、それに見合う努力をしましょう。 実際の志望校は、センター試験の結果を見てからなどという作戦は採るべきではありません。