夏休みには、どっかへ旅行に行くとか、海水浴にいくとかいった、楽しい計画がありますか? 外で、身体を思いっきり動かす事も大切です。しかし、海や川、山なども町の中と同様、いろいろな危険があります。事故に合わないように十分注意して下さい。行動にあせりがあってはいけません。事故にあう可能性が高くなるからです。
冷房の効いた部屋の中で過ごす時間も少なくないでしょう。テレビやゲームより、読書を勧めたいと思います。読書といってもマンガではありません。キミ達は辞書さえあればどんな難しい本でもチャレンジできます。決して少年向きの本でなくてもかまいません。 先生方や先輩は、「読書」を何かにつけて薦めますね。皆さんも、もう聞き飽きたと思っているかも知れません。 ではなぜ、先輩や先生方はそんなに一生懸命読書を勧めるのでしょうか。理由はいろいろありますが、その一つの理由は、キミ達が大人になり、将来何か職業について仕事をするときになった時を考えて下さい。どんな仕事についたとしても、いろいろな文章を書かなければなりません。文章を書くことが仕事の一部になるのです。時には他人を説得するために、説得力のある文章を書かなければならないこともあるでしょう。仕事によっては、英語で文章を書く仕事につくかもしれません。そんな仕事は少なくないからです。
では、文章を書く力は、どうしたら養うことができるのでしょうか。学校での勉強だけでは十分とはいえません。作文ももちろん役立ちますが、文章を書く力は、キミがどれだけのすばらしい文章を読んだかで決まるのです。これを式にして書いておきます。
文章力=f(全読書量)
fというのは、正比例や反比例のように、「キミの読書量」に伴って変わるという意味です。特に良い文章をたくさん読んで下さい。そうすれば、キミが社会人になった時、大きな力を持っていることになります。キミの将来を切り拓く大きな力になるのです。 文章を書く力が、普通は、なかなか開かない扉を開けさす力になるかも知れません。