夏休みは受験の天王山などとしばしば言われていますから、誰でも分かってはいるのでしょうが、何となく夏休みを過ごしてしまって終わり近くになって、後悔する人も少なくないのが現実です。夏休みの過ごし方が大切なのは、高3生だけでなく、高1や高2も全く同じです。やりたいことはたくさんあるけど、何から始め、何を重視しいたらいいのかよく分からないという人が多いのです。 つまり、すべきことを絞り込んで優先順位をつけ、有効かつ計画的に時間を使うことが大切なのです。
特に高3・高2のみなさん
1.夏期学習計画表を作ろう
その際、大切なのは得意教科をもっと伸ばすための学習と、苦手教科や苦手単元を克服するための学習のバランスです。どちらも大切です。自分の傾向をするために、これまで受けた模擬試験の結果を整理して、不得意教科や単元を明確にしましょう。その克服のためにかける時間を見積もってみましょう。
2.1週に1度は、学習計画の進捗状況をチェックしましょう
学習計画に少々遅れが生じたら、すぐに計画を修正して下さい。学習計画の遂行が安 易な方向へ流れないようにすることが大切です。遅れの原因を追及して下さい。
3.学習は、「インプット」と「アウトプット」の二つからなっています。
インプットには、聞く・見るなど全ての感覚を総動員して覚えましょう。その後、書く、声を出すなど全てを総動員してアウトプットしてみて下さい。
4.塾の勉強を計画の中心において、ペースメーカーとして使いましょう。
塾での学習は、入試で頻出の重要事項、皆さんが不得意になりがちな単元など計画に 取り入れてあります。これを夏の学習の中心におき、塾の授業の予習時間をたっぷり 取れば、たいへん実のある学習ができます。
5.河合サテライト講座の受講計画と視聴実施を完璧に
皆さんにとって、学習計画とその実施および報告は、単に受験勉強として大切だというのではなく、将来社会人になったとき、種々の業務をうまくこなしていく力をつけるためのトレーニングとしても有効で大切なのです。
高1の皆さん
特に難関と言われる進学校に入学した皆さんは、中学時代にはきっとクラスでトップクラスの優秀な成績だったでしょう。しかし、高校入学後の1学期の中間テストや期末テストで、プライドが傷つくような成績を取ってしまうことは、少なくありません。難関高校では、少しの油断や勉強不足が原因で、イッキに成績レベルを下げてしまうことがあるのです。最初が肝心です。最初からぶっちぎりでトップ層を維持することが大切です。しかもこれは、勉強の質と量で可能です。