高校生の皆さん、5月の連休もすぎて、1年生の皆さんもようやく高校生活に慣れてきた頃だと思います。2年・3年の諸君も新学年になれて、やる気満々だと思います。
今の時期は、学校の勉強と自分の計画による受験勉強の調整が難しいときです。実際、5月6月には、学校の中間試験や実力試験などがあったり、また部活動が忙しくなったりでその上学校の行事が多い時期だからです。特に、推薦入試を活用して受験を乗り切りたいと思っている受験生にとっては、学校の成績は重要です。
皆さんにとっては、学校も自分の計画もどちらも同じように大切だと思って、この時期を乗り切りましょう。学校の定期試験があれば、それを優先し、終わったら再び自分の計画による受験勉強を進めるのです。繰り返す回数が1回増えると考えれば、やる気も湧いてくるでしょう。
夏は受験の天王山などとよく言います。その夏を有意義に出来るかどうかが、今の時期のがんばりなのです。受験はしばしば長距離のマラソンレースにたとえられますが、確かに長いレースです。その間には、計画の変更が必要な場合もあるでしょう。常に自分の計画を見直し、微調整をしながらペースを守って受験勉強の大きな乱れにならないようにして下さい。
「習うより慣れよ」と言います。これは繰り返しの重要性と言っています。同じ参考書でも何回くり返すことが出来るか考えて、自分の勉強計画に織り込んで下さい。そして最高の状態で、「天王山である夏」を迎え、安全圏入りを達成しましょう。