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ただ今、生徒面談中

将来についてご家庭でも話し合いを

 いま、中3生を対象に生徒面談を実施中です。面談はあらかじめ行った進路希望調査を基にして行います。アンケートの質問事項は公立と私立の志望高校、高校卒業後の上級学校への進学希望、平日1日の勉強時間、好きな教科などです。これらをアンケート形式で答えてもらい、その結果で一人ひとり面談を行います。

 この時期はまだ、志望校については全く白紙の生徒が多く、当然のようにも思われますが、こうした調査をすることによって、生徒の皆さんが、いよいよ高校受験に向けて準備していくのだという意識を高めていきたいと思っています。受験で成功するためには、志望高校を早く絞り込み、効率よく受験勉強を進めることが大切だからです。 ご家庭でもぜひ進路について話し合って下さい。

 

 さて、2012年度の高等教育進学率はほぼ以下のようになっています。

    大学 60 、 短大 6 、 高専 1、 専修  22、 合計 89 (%)

    上表の資料出所:学校基本調査(文部科学省)

     

    進学者には高等学校卒業後1年以上経過した後に入学した者(過年度高卒者)等を含む。

上の表から分かりますように、ほぼ9割の生徒が、高卒後さらに上級学校へ進学しています。実際、6割の高校生が4年制大学へ進学します。最近の傾向としては、短大へ進学する人は減少しつつあり、専修学校へ進学する人はやや増加しています。

 普通科・職業科の選択を最初にしよう

 

職業科なら、工業系・商業系・農業系・家政系の選択が必要

皆さんにとっては高校の選択、特に普通科か、職業科かの選択が重要です。職業科としては、工業系、農業系、商業系そして家政系に分けることができます。職業に密接に結びついてはいますが、こうした高校からも、普通科と同様に大学等の上級学校へ進学する生徒は約5割ほどいます。その点で、普通科と同じような役割を果たしていると言うことが出来ます。最近の傾向として、高校からさらに何らかの高度な教育を受けることが、職業に就くために必要だと考えられているからです。  「なりたい自分になる」とか、「自分に合った仕事を見つける」とかよく言われますが、どんな仕事が自分にあっているかがはっきり分からないと思います。そうした人は、普通科に進学するのがいいでしょう。

全日制・定時制・通信制の選択も必要

 「通学型通信制」は全日制と通信制の長所を融合

 もう一つの選択として、全日制、定時制そして通信制の区別があります。定時制高校といっても時間が制限されているだけで昼間のコースもあります。多くは4年で卒業します。全日制と通信制高校は3年で卒業できます。全日制高校は学年制を採用し、通信制高校は単位制を採用するのが通常です。単位制の場合は、各学年に取得しなければ次の学年に進級できないという決まりがありませんので、卒業までの3年間に74単位以上取得すれば卒業できます。通信制高校には全日制高校にない利点がいっぱいあって、実は魅力的な高校です。  通信制高校に在籍しながら、公認会計士試験というもっとも難しい資格試験に受かってしまった高校生も出て話題になりました。

 

 通信制高校に在籍するする生徒は、現在では全体の約5%程度ですが、将来はアメリカのように20%位までふえる可能性があると思っています。通信制高校といっても、全日制高校と同様に週5日通学する「通学型」高校です。通信制高校と全日制高校の長所を融合したような高校です。通信制高校は特別な生徒だけが行く校区ではありません。普通の生徒が積極的に選択して進学すべきだと思っています。検討して下さい。

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2013年05月17日 20:56に投稿されたエントリーのページです。

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