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地方都市の中心部を活性化する方法

地方都市の中心部を活性化する方法

地方都市の特に中心部を活性化する対策については、様々な取り組みが行われている。研究の対象ともなっており、また国、県、市町村など様々なレベルで取り組みがなされ、種々のイベントが実行されている。しかも、その取り組みは、1990年代から行われ始めれ、かなり長い間様々な取り組みを行ってきた。

 岐阜県においても、岐阜駅前周辺の再開発が大規模に行われたが、その効果は大きくなくこの取り組みは、必ずしも成功したとは言えない。  また、かっての繁華街の柳ヶ瀬をみてもシャッター街化しつつあり、その中心部においてさえ、最も土地の利用効率の低い駐車場に変わりつつあるのが目立つ。  地方都市中心部の活性化についてはすでに種々の提案がされ、実行されているが大きな効果が上がっていないといわざるを得ないのが実情である。

 そこで私は、もっと容易な提案をしたい。  岐阜駅周辺を見てたいへん美しくはなったが、人が少ない。やはりきれいにするだけでは人は、集まらないのだ。かって駅前には、車で移動する屋台のラーメン屋が数店あった。これらのラーメン店は、駅前再開発と同時にすべて消えた。おそらく、食品衛生法か何かを理由にして排除したのだろう。しかし、人はもう少し雑然としたところ、極端に言えば猥雑なところに集まる傾向があるのだ。同様な屋台のラーメン屋やおでん屋を名物にしている地方都市もある。屋台は利用すべきであったと今でも思っている。

 また、岐阜駅から柳ヶ瀬まで、車の駐車場が少なく、有ってもすべて有料である。柳ヶ瀬の北側の道路には、コインの駐車場があるが、これもすべて有料であるため、人が集まらないのだ。無料の駐車場をやや広い道路の路肩を利用して作り、無料で駐車できるようにする。そうすれば、郊外のスーパーやショッピングモールへ車で行く人を町の中心部に来させることができると考えられる。 たしかに、道路交通法上の問題はあるだろう。周辺住民の生活に全く影響がないとは言えない。しかし、もっと町を元気にするためには、きれいにする方向ではなくて、「雑然とさせる」もっと極端に言えば「猥雑にする」ほうが効果があるのだ。

 車での移動から、「公共交通機関での移動へ」という示唆も理解できるが、岐阜市周辺では、既に車依存が極限まで進んでしまっている。変えることは容易ではない。また時間もかかり過ぎる。いっそ、車社会を容認して、町に車が入りやすい状況を作った方が、効果的だと思う。

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2013年02月18日 11:40に投稿されたエントリーのページです。

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