受験勉強は、最大限効率的に行いたいと誰でも思うでしょう。 受験には、情報戦の一面があります。これまでぼくが見てきた生徒の中には、3年生になる前の春休みに、志望校を決め着々と準備して成功させていく人と、受験校の決定が遅く、受験科目がなかなか決まらない人がいる。センター試験の結果が受験校決定に重要であることは当然だけれども、センター試験の結果を待って受験校を決めるのは、それだけで既に相当大きなハンディを負っているといわざるを得ないのです。
受験校が決まれば、受験に必要な科目が決まり、受験準備が早くから完璧に行えるのだ。だれだって、浪人なんかしたくないでしょう。しかも、受験勉強はそれほどおもしろいもではありません。
受験大学を春休みのうちに決めたら、その大学の過去10年分の問題を集めよう。センター試験が必要な場合は、センター試験の過去問10年分の問題集を準備することから始めよう。そして、徹底的に出題傾向を自分で分析しよう。きっと、何をどのように勉強したらよいか、かなり明確に見えてくるだろう。こうした分析は、当然私たち教師が行っていることです。そして、生徒のみなさんに伝えています。しかし、自分でやった場合はもっと、自分のヤル気を奮い立たせるために役に立ちます。
高1の諸君へ
また、高1の諸君は、まだ入試は先だと思っているでしょう。自分の10年後を思い描いてみて下さい。何をしたいか、どうなっていたいかある程度具体的に思い描くことができますか。その姿が、キミ自身を導いていくのです。引っ張り、引き上げていくのです。