最近の大学入試は千差万別。最も有効かつ効率の良い指導は超困難。 「高校生になったら桃李学園しかないね」といつも言われています
「小学生と中学生のうちは、最寄りの塾でも良いが、高校生になってレベルが飛躍的に高度になると、桃李学園のテスか知究舘でないとだめだ」と、保護者や生徒本人からしばしば聞きます。確かに、中学生までなら、雰囲気だけで何とかなりますが、高校生となると先生自らの学力と指導力が極めて重要となります。また、最近の入試の現状を見ると、入試の現状が千差万別の状況となり、一人ひとりにあわせることの重要性がますます高まっています。受験指導の難しさが高まっているのです。
私の指導している小論文がその典型的な例で、推薦入試の場合など大学によって出題傾向が全く千差万別で、ほとんど共通性がありません。市販の参考書は多数ありますが、どれも役立つものは見つからないでしょう。標準的な参考書では対応が全く不可能なのです。小論対策の指導は大変難しいと思います。私の小論指導は、全く一人ひとりにあわせて懸命に指導していますが、少人数だからこそできることです。
さて、今回は、高2以下の生徒を対象にして、受験勉強の仕方に徹して合格のための勉強法を考えてみたいと思います。まず、受験勉強を始める時期ですが、高校生のみなさんから聞き取り調査をしますと、「受験勉強」を始めるのは早い人で高2の秋から、遅い人の場合高3の夏頃という人が多いようです。受験勉強開始時期についてのアンケート調査がインターネット上にありました。ただし、このデータは難関大学の受験を目指す高校生の場合です。高1から受験勉強を始めるひとが31%もいるのはそのためだと思われます。
高校2年生 46% 高校1年生 31% 高校3年生 23%
高校2年のはじめから受験勉強を本格的に開始しているのですが、英語と数学の受験勉強開始時期だと考えられます。理科と社会は、よほど好きな人は別として、高3になってから受験勉強を始める人が多い様です。国語の勉強開始時期も遅れがちです。これがもう一つの大問題だと思います。 私が担当している小論文の勉強開始はもっと極端です。指定校推薦、スポーツ推薦、一般公募推薦などの推薦がもらえて受験大学が決まってからという人が多いのが現実なのです。それから懸命に不合格答案を合格答案にまで変貌されるのがぼくの役割です。
入試制度がますます多様化していますから、早い時期に志望校を絞り込み、受験方法も同時に絞り込んでおくことができれば、受験対策を有利に進めることが可能となります。しかし、実際には容易ではないようです。 つぎに実際の受験勉強の方法の手順を整理しておきましょう。最も標準的な方法です。
Bへ続く