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初対面の人とのコミュニケーションの取り方

初対面の人とのコミュニケーションの取り方

「初対面の人とのコミュニケーションの取り方」という、入試小論文のテーマがあった。そこで私も受験生のつもりで、自分の話し方について整理して見た。

 まず、初対面に限らず、人と話すときに考慮すべきことは多方面で多くの事柄があるだろう。実際、私が特に大切にしていることも多方面におよんでいる。まず、声はできる限り大きく陽気で元気のある話し方をするように努めている。小さい声で元気なくボソボソ話すことは、相手に対して失礼だと思っているからである。つまり、話すときは常に、快活であれということだ。快活でしかもある程度、多弁であるようにしている。それが、相手に良い印象を与えると思われるからである。

次に大切にしている心構えは、相手に対して敬意を持って接するということである。最近、「リスペクト」という英語がはやっているが、まさに相手をリスペクトする気持ちを持って接することである。この心構えがないと、表面的な技術だけでは、相手と良い人間関係を築くことは難しいであろう。

その上で、話す内容と作法と技術の問題も重要である。その中でも、自分が話すときと聞くときのバランスが最も重要であろう。初対面の場合、私の立場上やや話題の提供者としてなるべく多くを話すようにしている。または結果的にそうなっているといった方が妥当かも知れない。しかし、一般には心して聞き役に回ることの方が大切であろう。

 

 特に初対面の場合、話題として遠慮した方が良いと考えられることは、少なくなくいくつかあろうと考えられる。時には、歯に衣着せず本音を話すこともあるが、私の場合、本音はむしろブログなど文章にすることの方が多い。その方が言いやすいと感じるからである。初対面の場合、話し言葉で深刻な話題や重い話題は避けることが多い。

もう一つ私が、大切にしているコミュニケーションのポイントは、相手と同レベルに立つということである。中には、やや上から目線で話す人もいる。そうした人に対しては、私も同じ立場で対等になるような話し方を工夫する。相手が極めて謙虚な人の場合、自分の同レベルに謙虚な応対に徹する。思慮深く、読書量も多いと感じられる相手には、私もできる限り、知的レベルを上げて応対するようにしている。逆に失敬な人にはこちらもやや失敬気味に応対するということである。

私は仕事柄、何でも教えようとする気持ちが旺盛で、教えたいという欲求が根底にある。これは、時々セーブしないと相手に対して「上から目線」になりかねず、失敗しかねないと思っている。

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2012年11月02日 00:31に投稿されたエントリーのページです。

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