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小論文に強くなるには読書が必須

小論文に強くなるには読書が必須

お盆休みも今日までです。明日からまた夏期講習の後半戦が始まります。私の指導教科は数学と小論文ですが、授業を行う負担感は相当大きな開きがあります。数学はどちらかと言えば、単なる肉体労働であり、小論の添削と模範答案の作成は、慣れても難しさを感じる精神労働です。要約文を作り、模範答案を作るためには、得意分野ならすぐにできることもありますが、課題文が扱っている分野があまりなじみのないものの場合、特に難しいように思われるのです。

 そんな例は、一部の「経済系の課題文」、「スポーツ系」の特殊な課題文などが代表例です。一方で課題文の扱っている分野がぼくにとって得意分野の場合、たいへん有利です。自信を持って小論文が書けます。特に私の場合、「自然科学系」「知的財産権法の関係」や「国際取引」の問題などが得意分野です。看護系の大学の課題文などは、自信のある文章が書けるように思いますが、これはたくさん書いたことによる慣れの効果です。

 一方の数学は、高校生のレベルにあわせた表現に苦慮することがあります。前回の授業では「心理集合」や「対偶」や「背理法」など言った用語が高2生にはまだしっかり定着されていなくて、基本的なことから説明しなければなりませんでした。小論文の負担感に比較すると、全く異質な困難性だと思われます。

小論文の力をつけるには、回り道でも、広い読書が必要だと思われます。付け焼き刃でも、時事用語など必須単語集で一応の力をつけることが必要だと思われます。できれば、高1くらいから、なるべく広いジャンルの読書をすることが、入試で有利になります。

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2012年08月15日 20:40に投稿されたエントリーのページです。

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