8月10日(金)
新たに、小さい幼虫を見つけて合計3匹がいることを確認した。そのうち1匹は、2枚の葉の間を繭のような糸で袋状にしてその中にいると思われる。その付近も他の幼虫によって葉が食べられ、葉脈だけになりつつある。少し心配している。
8月11日(土)
ショッキングな事件が起こった。昨日の夕方、カマキリがミカンの木の近くにいることは気づいていた。まだ子どもの小さいカマキリだった。今朝起きて、ミカンの木を見ると、1匹の幼虫がほぼ完全にそのこどものカマキリによって食べられてしまっていた。緑色のどろっとしたカタマリになってしまっている。そのカタマリにまだカマキリが食いついている。ぼくは、そのまま、カマキリと緑色のカタマリの両方を容器に入れて数十メートル離れた場所に捨てた。 カマキリが肉食であることは知っていたが、注意が足りなかった。
8月12日(日)
今日もカマキリが付近にいる。昨日のものとは別のようでやや大きい。庭に散水しているときに気づいた。ミカンに近づかないように十分注意しなければならない。 繭状態の二枚の葉はそのままで変化はない。もう1匹の幼虫は元気に大きくなっている。植木鉢ごと家の中に取り込むことも考えたが、成虫のアゲハチョウになったときに困ると思ってそのままにした。幼虫はその1匹だけが動いて葉を食べている。 いま、ぼくの家の裏庭には、カボチャの花が満開だ。生命力が旺盛で裏庭中一面にかぼちゃの蔓が広がっている。その花の間をアゲハチョウが待っているのを見た。 昼からは、書店へ行き、カンサンジュンの「続・悩む力」を買って、さっそく読み始めた。
8月13日(月)
朝、起きると同時に幼虫を見る。異常ないことを確認してミカンの木に水をやった。幼虫は毎日大きくなる。体重の変化を「変化の割合」で言えばかなり大きな数になるだろう。 1枚の葉の上に、黒い糞が乗っている。ほとんど幼虫と同じくらいの大きさで、相当な量だ。ミカンの木の葉が無くなってしまうことを少し心配したが、葉はまだ十分残っている。20年以上前に、同じようなことをして、ミカンの木自体を枯らしてしまったことがあった。今度は気をつけないといけない。今葉を食べている幼虫が1匹になったのは、そのための調整かとも思った。