ツタの植木鉢から小さな山椒の木が自生していたが、元々貧弱な上、最近の暑さで葉の大部分が枯れてしまって、細い幹だけになっていた。その枝に、きのうの朝、アゲハチョウの仲間だろうと思われる幼虫が数匹、細い幹にくっついているのを見つけた。たぶん別の場所で生まれてここまで移動してきたんだろう。幼虫は生まれた場所から離れてさなぎになる習性があるからです。
小さい幼虫は、こらからたくさんの葉を食べて大きくならなければなりませんが、ほとんど葉がない山椒の木にくっついていたってどうしようもない。ぼくは、さっそホームセンターへ出かけて、山椒の苗木を探したが、季節柄売られてなかった。そこで少々ぼくも考えた。幼虫も本当はミカンの木を目指して移動してみたけれども近くになかったので、山椒の木でがまんしたのではないか。そう考えて、比較的柔らかそうな葉がある早生ミカンの苗木を買った。 さっそく、ミカンの苗木を家に持ち帰って、山椒の木にに沿わせてミカンの苗木をおき、ひもで縛っておいた。その上、「さわるな」と書いた厚紙もを縛り付けた。明日は、庭師が家の庭木の選定に来ることになっている。虫に気づいて取り除かれてしまわないか心配したからだ。
今朝、早朝に起きてミカンの木を見たら、結構な量の葉が食べられていた。一番大きかった幼虫は、見つからなかった。しかし、2枚の葉をうまくあわせてくっつけた物があったので、さっそく今朝までに、さなぎになる準備をしたのだと思った。 これから、しばらくこの観察をしていく。どんなアゲハチョウになるか見届けてやるつもりだ。これが飼育記の第1回だけど、続ける計画です。