「プロクルステスのベッド」の話を聞いたことがありますか?教育の分野では結構有名は伝説です。 むかし、アテネとメガラを結ぶ山間の街道筋におそろしい盗賊や山賊が多数出没したそうです。中でもとりわけ残忍だったのが「プロクルステス」という強盗です。彼は旅人を捕まえると、自分の隠れ家の中にある、鉄でできた自分のベッドの所へ連れてきて、「もしおまえがこのベッドにぴったりあうようならいのちだけはたすけてやろう」といってベッドに寝かせてみました。その旅人が大きくてベッドよりはみ出せば、はみ出した部分を切り落とし、小さければ体を無理やり引き裂いて殺したそうです。
これが、ギリシャ神話にあるプロクルステスのベッドの伝説です。 この話は欧米ではかなり有名で、無理やり型にはめるやり方や、融通の利かない画一的な主義主張などを、英語ではよく“Procrustean bed”(プロクルステスのベッド)と呼んで批判することがあります。政治や教育の分野でのスピーチなどで引用されることが少なくありません。特に、教育の現場では、子どもたちを「型」にはめたがる教師や親への苦言を呈する意味で使われることが多いようです。
閑話休題、日本でも高校の「飛び級制度」が議論され始めています。特に大学入試準備のために、早く大学教育を受けさせるべきではないかという議論です。まだこの議論は始まったばかりです。優秀な学生がプロクルステスの鉄のベッドに寝かされていて大学入試のために足止めされているのではないかという、疑念や心配があるからです。
実際、当塾の小学生対象の「満点教室」は、生徒達をプロクルステスのベッドのには寝かせたくないという信念から生まれました。この「満点教室」は、まさにこの弊害を取り除こうという趣旨で始めたコースなのです。小学校5年生で中学の連立方程式を勉強する子や、さらに微分積分の学習も視野に入れています。どんどん先へ行けるところが魅力です。学校の枠とは無関係に学習をすることができます。これも一種の「飛び級」と考えることができると思います。
満点教室では、体験学習も受け付け中です。詳細は本部事務局までお気軽にお問合せ下さい。フリーダイアル0120-150718です。