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国語は、「古文・漢文」重視で臨め

古文・漢文はコストパフォーマンスが格段によい

センター試験の国語で、目標点を達成できないで、落ち込む受験生は毎年少なくありません。実際、現代文、中でも評論文の読解が苦手という人が目立ちます。現代文攻略法については、参考書はたくさんあり、それぞれ効果的な勉強法と的を射た解答術が示されています。それにもかかわらず、一気に現代文の得点を安定的に上げることは、やはり容易ではありません。

 

 その理由の一つは、キーワードとなる語い力が不足していることにあります。言い換えれば、「常識」が不足しているために、文章の意味が理解できないのです。  もう一つの理由は、普段から入試に出るようなレベルが高く、その上長い文章を読み慣れていないために、途中で集中力が途切れてしまうことにあります。その結果、選択肢をみて「感」で誤答の選んでしまうのです。高度の内容を含む現代の評論文の読解力を高める意義はたいへん大きいのですが、専門用語等の語い力を増やしていくという地道な努力が必要ですから、どうしても時間がかかります。

 一方、古文と漢文は短時間に確実に得点力を上げることは可能です。かける時間は、受験校によりますが、英語にかける時間の2割~3割(年間150時間~200時間)くらいをめどにしたらよいでしょう。古文漢文は、コストパフォーマンスよく得点を上げることができます。 また、古文をどのように学習すればよいかは、誰でも容易に分かるのではないでしょうか。古文はほとんど外国語と同じですから、古文の単語と文法の基本をまずマスターすることが必要です。その上、古文には、独特な「常識」があります。これも「用語集」にありますから、語い力と言っても良いのです。もう一つ、「徒然草」や「枕草子」または「方丈記」などのもっとも有名な古典は、現代語訳を通読しておいて、内容をあらかじめ把握してしまうのがよいと思います。もっとも出題率が高いからです。あたる確率は大きいのです。

 漢文は、一見取っつきにくく感じますが、覚えるべき文法事項は古文より少ないのです。ですから、コストパフォーマンスで言えば、古文と漢文は短期間に得点源にできます。  古文と漢文にはよい参考書はたくさんあります。自分の好みに合うものを選べばいいでしょう。

 河合サテライト講座にも、「センタ古文実戦」や「センター漢文実戦」さらに「入試古文」、「ハイレベル古文」などの講座がそろっています。ぜひ受講して下さい。同様に現代文講座も受験大学の難易度別に種々の講座があります。体験受講も可能です。 こうした勉強は、夏休み以後は模試が多くなりますので、夏までに仕上げておくことが必要です。

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2012年06月14日 20:17に投稿されたエントリーのページです。

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