「教科書ガイド」ときくとみなさんは、どんなイメージを持っていますか。かっては、「チャンペラ」などとも言われました。これは隠語かな。そんなモノを使うのは、何となく後ろめたい気持ちや、使うべきでないという気持ちがありますか。一方で教科書ガイドなんか必要ないという人も少なくないと思います。
また高校では「教科書」に加えて、「傍用問題集」をセットで使用するのが普通です。傍用問題集とは数研出版のもので言えば、「4STEEP」とか「3TRIAL」といった問題集です。教科書と傍用問題集は、授業で使用することが前提なので、この二つは自習には必ずしも向いているとはいえません。例題の解説や類題に詳しい説明がないからです。 しかし、教科書や傍用問題集の全てを授業で詳しく説明することは時間的にできません。解説や問題をピックアップして説明し、残りは自習に任されるでしょう。残りの問題がちゃんと自分でややればいいのですが、むずかしいという人も少なくないでしょう。
教科書にも練習問題や章末問題が載っていますが、詳しい解説はありません。傍用問題集も同様です。略解かまたは解答しか書いてありません。定期テスト前に教科書と傍用問題集でテスト準備をしようとしても能率が上がりません。 私は、教科書と教科書ガイドをセットで使うことを勧めます。たいへん役だちます。ガイドには、教科書説明や詳しい解答が書いてありますから、これを使えば能率よく自習できます。
また、傍用問題集も最近は、解答冊子も別に入手できるようです。手に入れて使用しましょう。能率が上がります。参考書を別に買うとすれば、「例題解説型で類題の解説も詳しい解答が載っている参考書」と使用することを勧めます。 数学に苦手な人は、入試問題がたくさん入った分厚い参考書を買ってきても、こなしきれないと挫折するのがオチかも知れません。だから、教科書とガイドが大切になります。教科書ガイドが有効な科目は、「数学」と「古典」だと思います。
教科書による勉強法
教科書では、定義、定理、公式をしっかり、ノートに書き写して正確に覚えよう。 公式の証明方法も、実際に自分で計算をしながら書き写して下さい。