« 合格電報「サクラサク」 | メイン | 円周率は6.283064---の方がよかったのに! »

幼児から小学生の英語学習

幼児から小学生の英語学習

「いつ頃から、英語を学ばせたらいいでしょうか?」という質問を受けることがときどきあります。そんなとき、ぼくは少々返答に困るのです。理想的なことを答えるかまたは、受験に備えるかなどによって返事が変わってくるからです。子どもの年齢によっても変わってきます。またその、勉強方法もずいぶん変わってきます。そういったことを思うと、どのように応えようか、迷ってしまうのです。また、ただ英語をしゃべればよいといった「英語オタク」は、ほとんど価値がないと思います。そうならないように、注意しなければならないと思うと、答えが一つに定まらず困ることになるのです。

ぼくは、理想的には幼児から学ばせるのが一番良いと思っています。1歳6か月~3歳くらいからが理想ではないでしょうか。これがぼくの本音です。その時期から始めるのが理想的だというのは、外国語として英語を学ぶという意識もなく、母国語とのけじめもはっきりせず、言語の一つとして身につけることができるからです。つまり本当のバイリンガルを目指すことができると思います。  その場合の英語学習は、リスニング中心で楽しい影像と共に遊べるようなDVDが良いと思います。英語の発音になれることが目的です。日本語と英語では母音の数がまるで違います。また日本語にない子音もいくつかあります。最初は、日本語にない母音が聞けるようにすることです。ですから、幼児の英会話スクールなど行く必要は全くありません。テレビの番組や市販の幼児用DVDが最適です。 日本語の母音は「ア」など5つしかありませんが、「ア」だけをとってもそれに近い英語の音はたくさんあります。これに聞き慣れて、発声できるようにすることです。また「rとl」の違いが聞き分けられること、「th」や「v」の音が「s」や「b」と区別して聞けることが学習の目的です。音から入り、文字は勉強する必要は全くありません。

小学生になってから始めて英語を学ぶ場合は、既に日本語が母語となっていますから、大人の英語学習と同様に外国語としての勉強になります。小学5~6年生くらいから始める場合は、中学生になってから始めるのと基本的には同様だと思います。ただ、中学の予習ができることが違うくらいです。  それ以後は、いつでも勉強を始めたりまた再開したりまた継続することができますが、一生学び続けることが大切だと思います。大切な教材は、音声教材として英語ニュースを聴くこと、そして大部分の勉強は読書です。一冊の英語の本を読むことだと思います。同じ時間をかければ日本語の本なら何冊も読めるのですが、敢えて時間をかけて英語の本を読むことに意義があります。継続する努力が必要ですが。効果は大きいと思います。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://tesacademy.jp/mt/mt-tb.cgi/146

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2012年04月17日 16:32に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「合格電報「サクラサク」」です。

次の投稿は「円周率は6.283064---の方がよかったのに!」です。

Powered by
Movable Type 3.38