最近、ぼくのブログは、中学・高校の指導要領改訂における詳細についてとか、日本人の知性の劣化とかいった、やや堅い話題ばかりでしたので、今日は軽い話題で行きたいと思います。
最近に気になる言葉に「リスペクト」があります。かなり頻繁に使われていますが、どうしてこの言葉だけ、英語になるのでしょうか。日本語で「尊敬する」とか「敬意を表する」という場合とどこか違いがあるのでしょうか。 「リクエスト曲」というときの「リクエスト」と同様に単なる流行でしょうか。多くの著作のある大学教授が書かれた本のなかでこの語が使われているのを見て、どこかにニュアンスの相違があるのであろうと感じました。フランス語の「オマージュ」と同じように、語感において独特の雰囲気があるのでしょうか。ぼくには、あえて「リスペクト」と英語にしないでも、「敬意を表する」で十分な気がします。ニュアンスの違いが感じられないからです。
意味が同じ言葉であっても、外国語が日本語に取り入れられることは、日本語の語い自体が豊富になり日本語の語い世界が広がることになりますから、これは歓迎すべきことだと思います。しかし、ニュアンスの違いが分かるまで、少々時間がかかるのが難点です。 ニュアンスの違いがはっきり感じられないと、隔靴掻痒といった落ち着かない気持ちが続くのがいやです。誰か教えて下さい。