桃李国際高等学院もほとんどが専願で昨年を大きく上回る生徒が受験してくれています。ただ今、面接による考査を個別に実施しています。合格者にはその都度、合格証書をお送りしています。この受験相談と面接、合格者の発表は、4月14日に予定している入学式の直前まで続けます。合格者には3月中に、制服の試着会があります。4月10日頃まで新入・転入・編入とも願書を受付けていますが、これは4月に高校へ入学した直後に転校希望者が現れるからです。
私は、きのうは朝から大垣の公立高校へ行き、高1生で転校希望者の受入の相談を担任の先生として来ました。主に桃李の関係で毎日飛び回っています。昨年より格段に忙しくなっています。机に座って少しでも生産的な仕事をする時間が足りなくて残念に思っています。明日は、考査面接を大垣と各務原の両方ですることになっています。
さて、新高1生のみなさん、大切なアドバイスがあります。
高校3年間は中学3年間と比較にならない位多くを勉強することになります。教員免許では、中学も高校も「中等教育」として一つにまとめられていますが、中学と高校ではかなり違います。授業の進度は速いし、そのレベルはイッキにむずかしくなります。中学までと違って、大幅な学力差が生まれることは問題視されないからです。いくら大学全入時代とはいっても、志望校合格には高校1年生から、スピードアップして勉強していく必要があるのです。
なぜ勉強する必要があるのか、必死になって学ぶ意義は、みなさんにはよく理解できないかも知れません。大学生でもよく分かっていない学生がびっくりするほど多いのが現実です。だから勉強しない大学生が増えるのです。「生きることは学ぶこと、学ぶことは生きること」と信じて下さい。そしてこれをモットーにして下さい。必死になって勉強する必要があるのだと信じて下さい。既に、勉強することの楽しいが分かっている人はよろしい。そうでない人は、信じて下さい。その必要性を心から分かるように説明することは容易ではありません。だから信じてもらいたいのです。後で後悔しないためです。
高校1年生はまず第一に英語と数学の2科目を絶対得意教科にしましょう。次に、国語の現代文のうち、評論文の読解力をつける意味もあって、できる限りたくさんの新書を読もう!理想としては毎月10冊程度の新書を読めれば良いと思います。そうすればきっとキミは将来、ある程度の「知識人」の仲間入りができると思います。 英語の学習の一つは、英語の読みやすい本を読むことです。有名な本の英訳などがお勧めです。たとえば漱石の三四郎の英訳版など(PENGUIN CLASSICS, NATUME SOUSEKI Sanshiro, Translated by JAY RUBIN)です。 理科、社会については、別に書きます。まずは英数と現国中心でいきましょう。