毎週月曜日にはブリーフィングを行っている。そのブリーフィングにおいて、桃李小学校メソッドに対するクラスの状況を各先生に細かく発表してもらった。その結果、大人気と言ってよいくらい受け入れられていることが分かった。
桃李小学校メソッドは、中学で効果が発揮される。国語は、音読・暗唱は、枕草子の冒頭の部分などの古典や、また宮澤賢治の「あめにもまけず」など、著名なものが含まれている。決して簡単なものばかりではない。辞書引きは、学校でも行われているので子どもたちも慣れている。自分でどんどん辞書を引いている。語い力を飛躍的に伸ばすことに大きく寄与しているに違いない。
算数の「百ます計算」は、2~3回目で全員が4分を切ることができるようになった。この百ます計算は、集中力を高め、ヤル気をおこさせるためにたいへん役だつことを先生方が実感していることが分かった。精神的にあれることが殆ど無くなるのだ。
指導に当たっている先生方は全員、生徒が中学へ進学後、学力を飛躍的に伸ばすことができると信じているとを異口同音に述べた。
算数と国語の単元テストが中でも一番喜ばれていることが分かった。学校で行う単元テストとそっくり問題になっていて、成績を上げることに直接役立っていることが大きな理由と考えられる。成績アップが実績として見えるのだ。来年度は、国語も週2時限の体制で、時間をのばし、本当に成績を上げられるように、指導システムを改良しようと思う。
英語は、中学へ進学したとき英語が大得意になることが目標だ。英語については、中学へ進学後、もっとも好き嫌いが大きく分かれる科目で、嫌いな生徒は「英語アレルギー」と呼ばれるくらい嫌いになる生徒もいる。そのため、第一に、英語に対する「あこがれ」を持たせることを重視している。とくに、重視している指導法は、TPR、フォニックス、音読・暗唱、歌や劇を取り入れることである。勉強は、体を動かす事から始めるという方針だ。座学だけでは飽きてしまうばかりか、力が定着しない。
この桃李小学校メソッドは、新年度ますますパワーアップして開始する予定だ。やがて、高校や大学進学実績にまで効果が及ぶと信じている。多くの生徒と保護者に支援がますます広がってくれること期待している。