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勉強の効果を上げる方法②

質問力をつけよ、質問にもルールがある

Q「生徒の質問」

学校で出されたプリントの問題が分からないのですが、質問していいですか。

A「講師のアドバイス」

的を射た質問ができることは、コミュニケーション能力の一つの極致です。生徒の「質問力」を養うことができれば、素晴らしいことだと思います。また、学校で渡されたプリントや問題集にも出来る限りていねいに指導する方針です。

質問が多いのが英語と数学です。ぼくの所に来る質問もほとんどが、高校生からです。高校生の数学に限って言えば、質問は、講師の授業またはテキストに関連した質問と、学校で出だされたプリントや問題集に付いての質問とに大きく分けることができます。講師自身の授業関連の質問は、完全に講師の責任で答えなければならないものです。また講師からするともっとも歓迎したい質問です。授業中にみんなに共通する素晴らしい質問が出れば、授業が生き生きしたものとなり、先生にとってもありがたいものです。

これに対して、実際に私たちが受ける質問の大部分は、授業やテキストに関係のない、学校のプリントや傍用問題集についての質問です。また、この種の質問は定期試験の前に集中してされます。私たちは、教育の一環としてこうした質問にもていねいに答えることを原則としています。こうした質問をするには、やはり、いくつかのルールがあります。ひとりで何問もたくさんまとめて質問をされると、全ての質問に答えるために時間がかかりすぎ、多くの生徒を平等に指導することが困難になるからです。いわば「えこひいき」の常態になってしまいます。やはり1度には1問の質問が原則です。

「この問題が全く何も分からず、全然手がつけられません。」という場合は、実はまだ質問ができるまで勉強が進んでいない証拠です。その場合、答えを作ってあげてもあまり役立つとはいえません。そんな場合は、教科書や「問題集型参考書」の精読から始めるべきです。読んで理解し、覚えるべき事項はきちんと暗記をすることが先決です。これに対して、「ここまでは分かったが、この先の方針が立ちません」という質問が出るのは、自分がある程度やってみた結果ですから、質問が大いに役立ちます。「この式から次の式への変形がなぜこうなるのかわかりません」と自分のノートを見せて質問をされると、先生としてはがんばってるなということが分かり、うれしくなるものです。こうした質問をする態度が求められます。こんな質問なら私たちも大歓迎です。

  

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2011年12月02日 20:22に投稿されたエントリーのページです。

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