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数学は、暗記科目の要素が大きい。

まず、問題のタイプと解き方を覚えよう!

最近、高校生からの数学の質問が多い。ほとんどが高3と高2の生徒である。昨夜も数人がぼくの所へ来た。一人が数問ずつ問題を持ってくると、ぼくもたいへんだ。質問の内容は、圧倒的に数Aの順列組み合わせ、二項定理、確率などが多く、次に数Bの数列の漸化式などの質問が大部分である。

今その分野を学校でやっていて試験が近いためだろうが、それ以外にこの領域の質問が多いのは、数Ⅰや数Ⅱに比較して、数Aの順列・組み合わせなどは、それまでの数学とは異質で取り組みにくいためだろう。また、「場合の数」等の領域は、問題のタイプとその解き方を覚えておく必要があるのに対して、その準備が学校の授業時間の関係で全く不足しているためだ。だからぼくはまず第一に、暗記することが必要であることを説明している。

「先生。あした試験だけど、授業でまだ試験範囲が終わっていないです。全然わからへん。教えて!」

「授業が済んでいないところまで試験に出るの?それはひどいね。先生も計画が狂ったのかな?」

そんなときは、二項定理の意義や一般項の話や、数珠順列の話からしなければならない。「じゅじゅじゅんれつ、って言いにくいだろ。声を出して3べんいってみ」

これですこし緊張が緩む。こんな場合は、教科書に書いてある基本事項を、ぼくもわら半紙数枚に書いて説明することになる。場合の数の問題や、群数列の問題などは、ぼくも慎重に考えながら問題を解かないと、間違える恐れがあるからこちらも少々緊張しながらやっている。問題を解いていると、忘れそうになっていることがあっても、何となく思い出しながらできるから自分でも不思議な感覚だ。

高校生のみなさん!数学も暗記科目と思って、まず問題のタイプと解き方を覚えて下さい。一端覚えると問題にあたったとき、結構全て思い出せます。思い出しながら解けばいいのです。がんばろう!

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2011年09月22日 13:59に投稿されたエントリーのページです。

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