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台風に対して身構える習慣

台風に対して身構える習慣

早朝、庭に出ると、ゴミ箱が散らかり、ツルの支柱の付いたテッセンの植木鉢が転倒していた。ゴミを拾い集め、植木鉢は立て直した。

さっそく、テレビで台風情報を見た。まだ、高知県沖に台風の中心はある。今度の台風は動きがおそい。

ぼくは、暴風雨や冬の降雪に対しては、立場上、身がまえる癖が付いている。学校等はどんな警報であっても、警報が出たら一斉に休講にすることになっているようだ。しかし、塾の場合は、休講にすると補講が必要となり、補講ができる時間がとれない場合が多いから安易に休校にできない。かといって、少々ムリして授業を行うと、欠席する生徒が増えてしまう。また、こんな時でも授業を強行するのかといった批判を受ける場合もある。いずれにしても、小さいながら問題が必ず起こる。僕も、休講にするかどうかで、最後まで大いに迷うことが少なくない。

台風のような暴風や冬の降雪は、生徒や送迎の保護者、さらに先生方の安全上休講にするかどうかの結論を、遅くても授業の2~3時間くらい前までに出さなければならない。台風情報を見る限り、今日の所は、休講にしなくてもよさそうだ。また、テレビの前に座っている必要もなさそうだ。しかし窓の外はかなり風の音がすごい。

台風の名前の由来について、すこし調べてみた。日本では、古くは野の草を吹いて分けるところから、「野分」といい、『枕草子』『源氏物語』などにもその表現をあるそうだ。また、漱石の小説に「野分」がある。「山道を登りながらこう考えた」で始まる「草枕」にも野分が出てくる(ぼくの記憶が正しければ)。漱石の時代は、台風と言うより「のわき」といったのだろうか?

現在の台風という名は、1956年の同音の漢字による書きかえの制定にともなって、颱風と書かれていたのが台風と書かれるようになったものだそうだ。その由来には諸説がある。ギリシャ神話に登場する恐ろしく巨大な怪物テュポン に由来する「typhoon」から「颱風」となった説や、アラビア語で、嵐を意味する「tufan」が東洋に伝わり、「颱風」となり、英語では「typhoon」(タイフーン)となったという説など。まだ他にもあるようだ。

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2011年09月03日 13:46に投稿されたエントリーのページです。

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