昨日は、羽島のかんぽの宿で行われた、中3対象の合宿研修に参加した。毎年の通年行事だ。私は、3時頃会場に着いて最後の終業式から会場に入った。会議室へ入ると最後の数学の授業が行われていた。私も各生徒の周りを回り、机間指導をしながら生徒達の状態をみましたが、いくつか気付くことがあり、その気付いた点を中心に終業式で生徒全員に説明した。
今日の授業は、四角形や三角形の合同の証明問題をやっていた。気付いた点の第一は、「証明問題では、合同が証明したい三角形を赤ボールペンや赤鉛筆で斜線を入れるなどして見やすくしよう」ということだ。多くの生徒が黒の鉛筆で何度も重ねて書いていたがこれでは、ますます問題の図が見にくくなるだけだ。
さらに、証明問題で与えられた「仮定」は、小丸(○)など適当なマークを問題の図に赤や青のボールペンなどで書き加えて見やすくすべきだという点を説明した。
こうすることによって図がグンと見やすくなり、証明問題の解決に一歩も二歩も近づくのだ。要するにこれで既に解けたも同様なのだ。また、問題文をそうした作業をしながら読んでいけば、証明問題がほとんど解決してしまうことを説明した。
もう一つ、私が生徒に説明したことは、「中1や中2で勉強した内容の整理を確実にやっておけ」ということだ。数学だって暗記科目なのだ。
ここで次の質問に答えてみよう。すいすいと答えられるかな? 1 平行四辺形の定義 (図で説明してもよい) 2 平行四辺形であるための条件(定理) (図で説明してもよい) 3 直角三角形の合同条件 (図で説明してもよい) 4 半径rの面積公式 5 因数分解の公式 a2-b2=
これらが全て楽に思い出されればよいのだが、一つでも忘れていたら、数学も暗記科目だと思って教科書で総復習をする必要があるだろう。念のため、上の質問の説明しておく。
数学の後、ぼくは、中学生のみんなに、「読書は義務だ」というはなしをした。目標は文庫20冊と新書10冊を読もうということだ。受験勉強で忙しいときこそ本が読めるのだ。みんなに読書の必要性と効果が分かってくれることを願っている。