読書感想文を書くことが宿題だという人は、少なくないと思います。しかも、困っている人が多いでしょう。特に長い本を選んだ人は、読むだけで大変です。小学生から高校生まで、読書感想文が宿題にされます。新刊がでると、評論家や学者など有名人が書く「書評」を読んだことがある人も多いでしょう。この書評に近いことを生徒にさせるのですから、読書感想文は容易ではないことは当然です。
容易でない理由は、簡単です。重たい仕事が2つ一緒に与えられるからです。1つは、本を一冊終わりまでちゃんと読むこと。第2に、苦手な作文をしなければならないこと。この2つが、仕事ですから、容易でないことは当然です。
ではどうしたらよいでしょうか。 本には大きく分けて、2つのタイプがあります。1つは、物語文つまり、小説です。もう一つは、説明文です。つまり、評論とか、事実を述べた文章です。論説または随筆もこのタイプに入れていいと思います。
この2つのうちまず、説明文の読書感想文の書き方を考えてみましょう。まず第一に、感想文にも「構成」があった方が望ましいのです。構成とは、書き出し部分(問題提起)→主張を広げる部分(展開)→ 自分のいいたいことをまとめる部分(結論)の3つがあることです。
何を書いてもいいと思って、想像力を思い切り働かせよましょう。本の著者からひどく外れてしまってもかまいません。 小論文の入試問題とはちがいますから、本を読んだ印象からできる限り遠くへ連想を働かせましょう。誰も考えないようなことを一気に書こう。
もし、先生の評価が低くても全然気にすることはありません。誰も褒めてくれなければ、自分で自分を褒めよう。長くても短くてもそれもOKとしよう。ただし、繰り返しだけど入試問題の時は別です。受かることが目的だからです。