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かけ算の順序問題

かけ算の順序問題

かけ算の順序問題とは、算数の文章題で、特定の順序で書かれた式のみを正解とする考え方と、どの順序で書かれた式でも同じとする考え方があり、統一できていないことを言います。ずいぶん昔に新聞で取り上げられて、議論になっています。皆さんは学校ではどのように習っていますか。

 例でこの問題を説明しましょう。  「5人のこどもに、1人3こずつりんごを配りたいとします。りんごはいくつあればよいでしょうか。」

 この設問に対して「(式)5 ×3 =15、(答)15 個」という解答は正解かどうかが議論なのです。日本の小学校では、(1つぶんの数)×(いくつ分)の順序で書かれている式のみを正解とする採点方針がしばしば見られるからです。

 私は、この議論は全く無駄な議論だと思います。もちろん、中学校で習う「交換法則」という基本的な法則が成り立ちますから、5×3も3×5も同じで、順序はどちらでも同じです。どうしてこんなことが議論になるかが全く分かりません。これは既に30年以上前からある問題で、今でも、決着していないそうです。「交換法則が成り立つからどっちでも同じです」という結論で言いように思います。

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2014年09月22日 20:05に投稿されたエントリーのページです。

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