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今年は、小学校での英語指導が2年目に。

桃李小学校メソッドも本格始動!

2011年の4月に新しい学習指導要領の実施され、小学校5・6学年を対象として週1回の学習が開始された。年間では35時間必修で学ぶことになっている。今年は2年目が始まるのを期に当塾の生徒から、学校での英語学習の実態を聞いて見た。その結果、英語に親しむことを中心として、英語での挨拶や歌などで楽しませることが主な目的とするような指導がなされていることが多い。これは、中学へ進学したときに、英語嫌いにすることだけは避けたいという、配慮と思われる。実際、中学生や高校生の中には「英語アレルギー」が少なくないからである。

私も、現在小学校高学年の子どもをもつ保護者のみなさんから、「授業の授業について行けるか、不安だ」という心配から、種々の相談を受けることが多い。実際には、小5になって英語が学校で始まる以前の小学校中・低学年のうちから英語を学ばせるべきではないかと悩まれる保護者の少なくない。さらに学ばせるとしたら、子ども英会話スクールのようなところがいいのか、当塾のような塾の方が適しているのかといった相談も受ける。

そうしたご相談から分かることは、保護者の方々の英語の学習における期待が、実際には極めて多岐にわたっていることである。その例を列挙すると、「もっぱら英会話力をつけさせたい」、「読み書きを含めバランスのよい学習が望ましい」、「楽しくなければ塾でないとの信念から、まず楽しませてほしい」、「約1年間英会話スクールで学ばせたけれど文字が書けないでは意味がない」、「歌やゲームばかりで英語の学習になっていない」など種々のご希望や不満などが錯綜している。

私は、本来的には小学校時代の英語学習は、リスニング力をつけることが最優先で重要だと思っている。実際そうした指導を約10年にわたって継続した。しかし、現在ではその指導方針を少し修正して、進学塾らしく中学への準備も大切にしている。そのため、TPRやフォニックスなどを取り入れ、文章の暗唱などを重視して学習させている。フォニックスを学ぶということは、早い時期から文字の指導も取り入れるということである。これが桃李小学校メソッドの英語である。

さらにぼくは英語学習というのは、一生の続けるべき勉強でありその心構えを伝えることが大切だと思っている。途中でやめるわけにはいかないのが英語学習なのだ。その信念から大人になってもズーと継続すべきだということを、生徒に説明している。

また、子どもの英語学習に保護者がどう関わるべきかはむずかしい問題だが、子どもの成長に合わせて、英語の重要性やリンガフランカとしての英語の地位、または自分と英語の関わりなどを話すことによって、側面から積極的に関わるべきだと信じている。おそらく親世代のかなりの人は、今なお英語学習を継続されているに違いないから、子どもに影響を与えれれる話ができるだろうと思うのである。

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2012年01月02日 16:25に投稿されたエントリーのページです。

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