テスト勉強は計画を立てて、苦手教科に特に力を入れよう
一瞬で集中するワザを身につけよう
Q:「生徒の質問」
家では集中して勉強することができません。どうしたら、毎日勉強できるようになるでしょうか。教えてください。
A:「先生のアドバイス」
勉強に集中できない理由を考えてみましょう。テレビが見たい、ゲームがしたい、友達と話したい、漫画が読みたい、他の習い事や部活など色々な活動で忙しい、いつも睡眠不足気味で眠い、などいろいろあるでしょう。君の場合はどんなことでしょうか? この原因をまず、取り除くようにするのです。たとえば、漫画が気になるのなら、その漫画を封筒に入れて封印してしまってはどうでしょうか。
特にテストの前は、計画を立てて勉強する必要があります。キミは、テストの何日くらい前からテスト勉強を始めますか。1週間くらい前からですか? 実は、少なくとも3週間くらいは必要でしょう。実際に計画表をつくって科目が偏らないように、また、十分準備してテストを受ける様に計画をつくりましょう。特に、苦手教科や苦手単元がある場合はその苦手教科や単元に2倍3倍の時間をかけて勉強して下さい。そして、苦手教科を得意教科に変えてしまいましょう。少なくともその単元は得意にすることはそれほどむずかしくないはずです。
もう一つ、キミは集中して勉強することができますか? なかなか集中できないという人は、一瞬で集中するワザを身につけて下さい。これは、一種のワザ(技)ですから、練習でできるようになります。一瞬で勉強に集中する有効な方法の一つは、音読です。どの教科でも同じように、声を出して読んでみるのです。自分の声を聞きながら読むと、集中できるようになります。また、百ます計算のような単純な計算をできるだけ速くやってみることもいい方法です。一気に集中できるはずです。
勉強はクセ、つまり習慣です。勉強するクセをつけるには、まず30分間集中して机に向かうことができるようにがんばることです。これができたら、1時間まで延ばし、3時間でも4時間でもがんばれるようにするのです。そのために必要なのは、勉強自身を好きになることです。理科も数学もおもしろくてしょうがないように思うのです。そうすれば、何時間勉強してもいやにならない様になります。