高校時代に取りたい資格や検定とブラインドタッチの薦め
大学や短大等の推薦入試に有利となるものの一つに資格や検定があります。高校生の時に取っておくといいものについて紹介します。進学だけでなく就職にも役立つことは当然です。 私たちの桃李高校で受験を薦め学校内で受験できるものに、「英検」「数研」「漢検」があります。あなたは英語が好きで英語系の学部に進学したいとします。英検で2級や準2級に合格していれば、英語の勉強に積極的に取り組んでいることの証になり、高校卒業程度の実力を持っていることの証明にもなって、AO入試で役立つのです。 漢検や数検も同様で、国語や数学の勉強に積極的に取り組んだことや、漢字だけでなく国語の力や、数学的思考力をもっていることの証明になります。
このことがAO入試や推薦入試で、大学や短大の推薦入試で大いに役立つことがあるのです。数検は「実用数学技能検定」の略で、数検2級以上を取得しておくと入試を有利に進められます。優遇措置の有無は大学によって異なり、入試の際に面接書類などで加点してもらえることもあります。資格を取る際には、2級(高校2年・数学Ⅱ数学B程度) を目安にしてください。来年度以降当校では、数Ⅱ・Bを指導教科となりますので、この受験の準備が整うことになります。 漢検は「日本漢字能力検定」の略です。漢検も、入試の際に試験の一部を免除されたり、加点されたりするといった優遇措置を取っている大学が多くあります。準2級(高校在学程度)・2級(高校卒業程度)を目安に取得しましょう。
英検等の他で、特に県岐商や市岐商などの「商業高校」で多くの授業時間を割いて取得を目指している資格に、「簿記検定」と「パソコン系の検定」があります。 簿記には「日商簿記」と「全商簿記」と「全経簿記」の3つ があります。そのうち、入試の出願要件になったり、推薦・AO入試で優遇されたりするのは「日商簿記」と「全商簿記」です。簿記を活用した優遇制度がある大学等は少なくありません。
パソコン系の資格としては「ITパスポート」があります。合格するには相当努力が必要なようで、県岐商や市岐商ではその合格率を競っています。パソコン系の資格としてはITパスポートの上位の試験として「基本情報技術者試験」があります。 そのほか「マイクロオフィススペシャリスト(MOS)」があり、ほとんどのパソコン教室はこの合格を目指しています。「モス」と呼ばれ、WordやExcelなどマイクロソフト製品の技能が問われます。大学等の入試で制度として優遇されることはないようですが、その後の実社会でこの知識は必須です。WordやPowerPointを使う機会が多いからです。
パソコン関係では検定ではありませんが、両手の10本の指全部を使ってタイピングする「ソフトタッチ」とか「ブラインドタッチ」と呼ばれる技能に習熟しておくことは一生通じて大いに得します。ぼく自身は、パソコン歴は極めて長いのですが、まともにはブラインドタッチが未だにできません。そのためタイピング中はキーボードを見てタイピングすることになってしまいます。ディスプレイを見ていないので、タイプミスや変換ミスが多く、苦労が大変多いのです。ブラインドタッチに慣れて、キーボードでなくディスプレイを見ながらタイピングができるようになってください。パソコンのワープロソフトに慣れ、その上スマホの種々の機能を使えば、日本語の文章作成能力は飛躍的にアップします。繰り返しですが、ブラインドタッチができることは、キミの生涯を通じて大きな財産になります。